2004年 12月 02日
絆 |
私には妹が二人。すぐ下の妹は、大学で上京しそのままずっと東京。一番下の妹は近くにいる。長い間、うちの両親には男の子の孫が4人という状態だったのだが、2年前に一番下の妹に女の子が生まれた。名は、菜々子。私の初めての姪っ子だ。
この夏、東京に居る妹に初めての子供が生まれた。またしても男の子。でも、この子も私の初めての甥っ子。
菜々子はもうすぐお姉ちゃんになる。予定日まであと8日という我が妹は、大事をとって、今実家で寝泊りしている。先日、両親が晩秋の京都へ小旅行にでかけた。その二晩、我が家に妹と菜々子がやってきた。夕飯とお風呂を一緒にすませるために…。女の子のいる二晩。息子たちの様子がいつもとちょっと違う。菜々子姫に至れり尽くせりのお世話である。
ピカチュウの人形に電池がないとわかると、すぐに電池を取りに行く子。木馬に乗りたいと菜々子が言えば、奥にしまってある木馬を、『どうぞ~』と差し出す子。うちの怪獣にいじめられた菜々子が泣き出すと、すぐに菜々子の大好きなミッキーのおもちゃを持ってくる子…
へぇ、うちの子たち結構世話好きなのね~と、私は少々目を丸くしながらも、その光景をほほえましくみつめていたのだった~。
お風呂から出てきた菜々子。
『○○○ちゃんのお風呂、いいにおいがしゅるね~★』それを聞いただけで、○○○ちゃん(私よ)までもが、とろけそうになってしまった。
菜々子が湯冷めしないようにと、その日花の香りの入浴剤(バス○マン)を買ってきて、お風呂に入れてやっていた私は、買ってきた甲斐があったよ~とココロの中でつぶやく。人の子はかわいいって言うけれど、姪っ子は、目に入れても痛くないわねぇきっと、そんな風に思うこの頃のMewである。私も今、菜々子にぞっこん♪
今日、散歩をしてきたという両親が妹と菜々子を連れて、我が家に立ち寄ってくれた。
若い頃から心臓病を抱えていた父は、昨年ついにペースメーカーを埋め込んだ。その前後、検査で偶然にも初期の悪性腫瘍が発見され、手術や通院で約2年半ほど、あれこれと心配が多かっただけに、今元気に散歩をしている姿を見ると、ほっとする。制作途中のアーチを眺めて、庭をぐるりと見回し、父が『家らしくなってきたなー』と一言。
8年前にこの家を買ったとき、庭も家も随分荒れていた。その後すぐに賃貸に出して更に4年。自分たちが住むことになった4年前には、和風庭園にあった庭木には虫がつき、木は垣根を残して全て撤去した。梅の古木は、近くの町の神社にもらわれていった。家の外壁、内壁、みんなでペンキを塗った。家族のみならず、義弟のご両親にまで加勢をしてもらった。古い家の良いところは、手をかければきれいになるばかりで、これ以上汚くなることがない、という点に尽きる。言い換えれば、『何をしても惜しくないっ(^^ゞ』(私の母の言葉) 加勢をしてくれた誰もが、喜々として作業に参加してくれたのが、忘れがたい思い出だ。
庭木の無くなった庭は、平らにして芝を張り、花壇を作った。その後、生まれる予定のなかった末っ子が生まれ、危険だからと芝庭にフェンスを作った。6人家族になり、車をワゴン車に買い換えたため、車庫が手狭になり、それまで車庫に入れていた自転車たちを裏庭に移動。そして、裏庭に自転車小屋を建てた。そうしてようやく今年、アーチ制作ににたどりついたのだ。
父は、その過程を全て知っている。しかし、2年前の父には、今こうして我が娘の庭に立ち、明日にでも生まれ来る7番目の孫をお腹に抱えた娘と歓談している自分の姿を想像することなど出来なかったに違いない。
健康であることへの感謝、そして家族を持てたことへの感謝、新しい命へつながっていく絆への感謝、そんなことをぼんやり考えた午後だった。
この夏、東京に居る妹に初めての子供が生まれた。またしても男の子。でも、この子も私の初めての甥っ子。
菜々子はもうすぐお姉ちゃんになる。予定日まであと8日という我が妹は、大事をとって、今実家で寝泊りしている。先日、両親が晩秋の京都へ小旅行にでかけた。その二晩、我が家に妹と菜々子がやってきた。夕飯とお風呂を一緒にすませるために…。女の子のいる二晩。息子たちの様子がいつもとちょっと違う。菜々子姫に至れり尽くせりのお世話である。
ピカチュウの人形に電池がないとわかると、すぐに電池を取りに行く子。木馬に乗りたいと菜々子が言えば、奥にしまってある木馬を、『どうぞ~』と差し出す子。うちの怪獣にいじめられた菜々子が泣き出すと、すぐに菜々子の大好きなミッキーのおもちゃを持ってくる子…
へぇ、うちの子たち結構世話好きなのね~と、私は少々目を丸くしながらも、その光景をほほえましくみつめていたのだった~。
お風呂から出てきた菜々子。
『○○○ちゃんのお風呂、いいにおいがしゅるね~★』それを聞いただけで、○○○ちゃん(私よ)までもが、とろけそうになってしまった。
菜々子が湯冷めしないようにと、その日花の香りの入浴剤(バス○マン)を買ってきて、お風呂に入れてやっていた私は、買ってきた甲斐があったよ~とココロの中でつぶやく。人の子はかわいいって言うけれど、姪っ子は、目に入れても痛くないわねぇきっと、そんな風に思うこの頃のMewである。私も今、菜々子にぞっこん♪
今日、散歩をしてきたという両親が妹と菜々子を連れて、我が家に立ち寄ってくれた。
若い頃から心臓病を抱えていた父は、昨年ついにペースメーカーを埋め込んだ。その前後、検査で偶然にも初期の悪性腫瘍が発見され、手術や通院で約2年半ほど、あれこれと心配が多かっただけに、今元気に散歩をしている姿を見ると、ほっとする。制作途中のアーチを眺めて、庭をぐるりと見回し、父が『家らしくなってきたなー』と一言。
8年前にこの家を買ったとき、庭も家も随分荒れていた。その後すぐに賃貸に出して更に4年。自分たちが住むことになった4年前には、和風庭園にあった庭木には虫がつき、木は垣根を残して全て撤去した。梅の古木は、近くの町の神社にもらわれていった。家の外壁、内壁、みんなでペンキを塗った。家族のみならず、義弟のご両親にまで加勢をしてもらった。古い家の良いところは、手をかければきれいになるばかりで、これ以上汚くなることがない、という点に尽きる。言い換えれば、『何をしても惜しくないっ(^^ゞ』(私の母の言葉) 加勢をしてくれた誰もが、喜々として作業に参加してくれたのが、忘れがたい思い出だ。
庭木の無くなった庭は、平らにして芝を張り、花壇を作った。その後、生まれる予定のなかった末っ子が生まれ、危険だからと芝庭にフェンスを作った。6人家族になり、車をワゴン車に買い換えたため、車庫が手狭になり、それまで車庫に入れていた自転車たちを裏庭に移動。そして、裏庭に自転車小屋を建てた。そうしてようやく今年、アーチ制作ににたどりついたのだ。
父は、その過程を全て知っている。しかし、2年前の父には、今こうして我が娘の庭に立ち、明日にでも生まれ来る7番目の孫をお腹に抱えた娘と歓談している自分の姿を想像することなど出来なかったに違いない。
健康であることへの感謝、そして家族を持てたことへの感謝、新しい命へつながっていく絆への感謝、そんなことをぼんやり考えた午後だった。
by Mew5746
| 2004-12-02 14:21
| そのほかのこと