2005年 01月 05日
予防接種とお国柄 |
今日は、三男と四男が病院で予防接種。
今度初めてアメリカの小学校へ通うことになる三男には、カリフォルニア州が定めた予防接種のうち足りていないものがいくつもあるのです。その一番大変なものがB型肝炎の予防接種。これは、なぜ大変かというと、私たちの住む市では、子供に対してB型肝炎の予防接種をしてくださる病院が少ないからなのです。
上の二人のときは、私たちの住む市内の北の果てから、南の果てにある病院まで、血液検査3回、接種3回のたびに通いました。接種料金も一回5,000円。ばかりなりません。
今回は、あれから7年も経っていることもあり、最近肝炎の恐怖についてもかなり浸透してきていることもあって、かかりつけの病院でたずねてみたところ、『血液検査をしてみましょう。肝炎が陰性(その可能性が99%なのですが、一応検査をしないと接種させられないわけですね)とわかるのに3日ほど、その間に業者に手配してワクチンを手に入れておきます』というお話をいただき、遠くに行かずに済みそうなだけでもほっとしました。
それにしても、三男の血液検査と四男の日本脳炎接種をするのに、1時間半待たされて、くたくたでした~。
カリフォルニア州の定める小学入学時の予防接種の目安を書き記してみると...
ポリオ 4回
三種混合 5回
MMR(はしか・おたふく風邪・風疹) 2回
B型肝炎 3回
水疱瘡 1回
以上は、長男・次男の時に使ったものなので、また昨年と今年は変わっているかもしれません。日本では生まれて3ヶ月もすると、ツベルクリン検査をし、BCGの接種をどの子もしますね。BCGをした子供はツベルクリン反応が陽性になるのは当然なのですが、BCG接種を義務付けていないアメリカでは、これが問題となることが多々あります。ツベルクリン反応が陽性ということは、結核なのか…と。
これを説明するのが、また面倒くさいことになる...そんな話はたくさんの方から聞いてはいたのですが、幸い我が家の息子たちには過去一度もそのような問題もなく、予防接種の問題はクリアしていたので、心配もしていませんでした。
しかーし、前回の渡米時、我が家にもとうとう同じ問題が起こり、うちの夫は怒り心頭に達し、病院の助手と言い合いをするハメに…とほほ…(この話、詳細は次回に持ち越します。)
国の方針の違いからくるすれ違いではあるのですが、この助手の方も、頭の凝り固まった方だったようで、自分のすすめるやり方しか通さないし、書類にサインもしない、そんなことを言い始めたのです。理路整然と話をしたのは幸いにも夫でした。医師に直接話をし、事なきを得たのですが、あちらでは医師と直接話をするのにも料金がかかるため、予防接種ごときではなかなか話ができないようで…
たまたま言い合いをしていた場所の裏で、着替えをしていた医師を、夫がみつけて声をかけ、すんなり夫の話を理解してくださったのでした。助手の方は、物陰に隠れて私たちが帰るまでずっとにらんでおられたのを私はめざとく見つけてしまいましたが…(苦笑)
何にせよ『備えあれば憂いなし』。
似たような話を前に聞いていたのも役に立ちました。
国を超えて何かをするとき、当たり前のことですが、私は充分過ぎるほどの準備をしていきます。特に書類については、最悪の場合を考慮して、様々なものを抱えて行くようにしています。これが、どこでどれほど自分を守ることになるかわからないといつも考えて用意しているのです。自分一人の身であれば、全て自分の責任。不便さも多少は我慢もできますが、子供たちを連れての海外です。何か不都合が起こってからでは、困ります。実家に滞在とは言え、自分のバックに何もないという心細さ…これは、母国を離れて異国に住んでみたことのある人には理解できる感覚だと思います。
今度初めてアメリカの小学校へ通うことになる三男には、カリフォルニア州が定めた予防接種のうち足りていないものがいくつもあるのです。その一番大変なものがB型肝炎の予防接種。これは、なぜ大変かというと、私たちの住む市では、子供に対してB型肝炎の予防接種をしてくださる病院が少ないからなのです。
上の二人のときは、私たちの住む市内の北の果てから、南の果てにある病院まで、血液検査3回、接種3回のたびに通いました。接種料金も一回5,000円。ばかりなりません。
今回は、あれから7年も経っていることもあり、最近肝炎の恐怖についてもかなり浸透してきていることもあって、かかりつけの病院でたずねてみたところ、『血液検査をしてみましょう。肝炎が陰性(その可能性が99%なのですが、一応検査をしないと接種させられないわけですね)とわかるのに3日ほど、その間に業者に手配してワクチンを手に入れておきます』というお話をいただき、遠くに行かずに済みそうなだけでもほっとしました。
それにしても、三男の血液検査と四男の日本脳炎接種をするのに、1時間半待たされて、くたくたでした~。
カリフォルニア州の定める小学入学時の予防接種の目安を書き記してみると...
ポリオ 4回
三種混合 5回
MMR(はしか・おたふく風邪・風疹) 2回
B型肝炎 3回
水疱瘡 1回
以上は、長男・次男の時に使ったものなので、また昨年と今年は変わっているかもしれません。日本では生まれて3ヶ月もすると、ツベルクリン検査をし、BCGの接種をどの子もしますね。BCGをした子供はツベルクリン反応が陽性になるのは当然なのですが、BCG接種を義務付けていないアメリカでは、これが問題となることが多々あります。ツベルクリン反応が陽性ということは、結核なのか…と。
これを説明するのが、また面倒くさいことになる...そんな話はたくさんの方から聞いてはいたのですが、幸い我が家の息子たちには過去一度もそのような問題もなく、予防接種の問題はクリアしていたので、心配もしていませんでした。
しかーし、前回の渡米時、我が家にもとうとう同じ問題が起こり、うちの夫は怒り心頭に達し、病院の助手と言い合いをするハメに…とほほ…(この話、詳細は次回に持ち越します。)
国の方針の違いからくるすれ違いではあるのですが、この助手の方も、頭の凝り固まった方だったようで、自分のすすめるやり方しか通さないし、書類にサインもしない、そんなことを言い始めたのです。理路整然と話をしたのは幸いにも夫でした。医師に直接話をし、事なきを得たのですが、あちらでは医師と直接話をするのにも料金がかかるため、予防接種ごときではなかなか話ができないようで…
たまたま言い合いをしていた場所の裏で、着替えをしていた医師を、夫がみつけて声をかけ、すんなり夫の話を理解してくださったのでした。助手の方は、物陰に隠れて私たちが帰るまでずっとにらんでおられたのを私はめざとく見つけてしまいましたが…(苦笑)
何にせよ『備えあれば憂いなし』。
似たような話を前に聞いていたのも役に立ちました。
国を超えて何かをするとき、当たり前のことですが、私は充分過ぎるほどの準備をしていきます。特に書類については、最悪の場合を考慮して、様々なものを抱えて行くようにしています。これが、どこでどれほど自分を守ることになるかわからないといつも考えて用意しているのです。自分一人の身であれば、全て自分の責任。不便さも多少は我慢もできますが、子供たちを連れての海外です。何か不都合が起こってからでは、困ります。実家に滞在とは言え、自分のバックに何もないという心細さ…これは、母国を離れて異国に住んでみたことのある人には理解できる感覚だと思います。
by Mew5746
| 2005-01-05 16:35
| そのほかのこと